私たちは、占星術の歴史を古代の起源にまで遡りながら、12種類の動物を含む現代の星座がどのようにして生まれたのかを探りました。12匹の動物が12年周期で循環する前は、星座は12の占星術の星座を中心にしていました。さて、私たちは乙女座からこれらの星座を探求し始めます。乙女座を観察すると、常にそこにあった矛盾が見えてきます。
乙女座は若い処女の女性です。以下が乙女座を形成する星々の写真です。しかし、星の中に乙女座（この処女の女性）を「見る」ことは不可能です。星自体が女性のイメージを自然に形成しているわけではありません。
このウィキペディアの画像のように乙女座の星を結んだとしても、女性を「見る」ことはまだ困難です。そして、この星座はどのように「処女」の女性を描いているのでしょうか？
しかし、これは記録が残る限りずっと前からこの星座でした。乙女座はよく詳細に描かれますが、その詳細は星座自体から来るわけではありません。
古代エジプトのデンデラ星座における乙女座
以下は、デンデラの古代エジプト神殿にある星座の全体図です。この星座には12星座が含まれています。赤丸で囲ってあるのが乙女座です。右側のスケッチは、星座のイメージを鮮明に示しています。乙女座が穀物の種を持っていることがわかるでしょう。この穀物の種は、乙女座で最も明るい星であるスピカです。この星は、うしかい座の星アークトゥルス、または歳星の伴星です。
これは、乙女座の星々が線で結ばれた、スピカの夜空の写真です。
中国占星術のスピカ
スピカは中国の占星術において特別な地位を占めています。 アジアの星座は、12年間を循環する12匹の動物に焦点を当てていることがわかりました。しかし、古代中国の天文学では、二十八星座（宿と呼ばれる）を使用して恒星を背景に地球の周りの月の動きを反映していました。
古代中国の天文学者は、天空を四神として知られる四つの区画に分け、それぞれに神秘的な動物を配置しました。東は青竜、北は玄武、西は白虎、南は朱雀です。各地域には7つの宿または星座があり、合計28の星座があります。
スピカ角 (Jiào) は、これら28星座のうちの最初の星座です。したがって、乙女座のスピカが、この28星座の先頭に立っています。古代中国では、角は権力と権威を象徴するものでした。そして古代ギリシャ人にとって、スピカは穀物の種を象徴していました。中国名に見られる種の力と権威は、顕著な角を持つ雄牛である牡牛座に描かれています。
乙女座の処女の謎
古代人は乙女座が処女の女性を象徴していることをどのようにして知ったのでしょうか? それは星座自体からは分かりません。これは乙女座の矛盾です。イメージは星座の中に生まれつき備わっているものではありません。そして、スピカは古代中国人にとっては角を象徴し、古代ギリシャ人にとっては穀物の種を象徴するのはなぜでしょうか?
これは、乙女座、つまり処女の女性が星そのものから生まれたのではないことを意味します。むしろ、処女はあらかじめ考えられていて、その後星座として配置されたのです。そしてスピカには角と力、種と生命という二つの意味がありました。では、スピカを持つ乙女座はどこから来たのでしょうか？そして誰が最初に処女を思い浮かべ、その後彼女とスピカを乙女座として星座に置いたのでしょうか?
創造主による星占いと星座
ヨブ記は、十二星座は太古の昔に神によって作られた「しるし」であると述べています。聖書に預言が記録されるずっと前から、星座は神の計画を語る絵として星々に置かれていました。本来の干支は、生まれた時間や場所によって富や愛や幸運に導かれるものではありませんでした。星座は、今日の絵本のような、神の計画を明らかにするための視覚的な物語だったのです。
歴史の始まりから星々に綴られたこの物語は、私たちへの招待状です。創造主のこの宇宙計画に参加するよう私たちを招いているのです。しかし、この物語に参加する前に、この物語を理解する必要があります。ここで私たちは、物語が乙女座から始まったことをエジプト人から学びました。二十八星座のなかでスピカが卓越していることもこれに一致します。
それでは、乙女座から始まる星座の物語を探ってみましょう。この物語が古代ヘブライ語の最初の記録と同じように、どのように同じ物語を語っているかがわかります。
乙女座の始まりからの物語
楽園では、アダムとイブは神の似姿に創造された後、創造者に背きました。そこで創造主は彼らと蛇（サタン）に立ち向かいました。主はサタンに次のように約束しました。
15 これからのち、おまえと女は敵対するようになる。おまえの子孫と女の子孫も同じだ。女はおまえを恐れるだろう。子孫同士も、互いに相手を敵視するようになる。おまえは彼（キリストを暗示する）のかかとにかみついて傷を負わせるが、彼に頭を踏み砕かれてしまうのだ。」
創世記 3:15
ここでこの謎をさらに徹底的に調べますが、神が「子孫」（文字通り「種」）は女性から生まれると約束していることに注目してみましょう。しかし彼は男性との関わりについては何も言及していないので、彼女は処女です。この処女の子孫は蛇の「頭」を砕くのです。処女の女性から生まれたという主張が存在する唯一の人物は、ナザレのイエスです。処女からのキリストの到来は太古の初めに告げられ、中国の文字、乙女座の星座のイメージ、そして古代ヘブライ人の記録によって記憶されています。
その最初の人類の直系の子供たちは、創造主の約束を思い出すために、乙女座を創造し、そのイメージを星座の中に置き、彼らの子孫がその約束を覚えているようにしました。女性の子孫が両方の象徴的な意味を果たすため、スピカは種と角の両方として記憶されました。
このように、星座に記憶され、12枚の絵として与えられた神の計画は、アダム以来何世紀にもわたって研究され、語り継がれました。洪水の後、人類は元の物語を改変し、それが今日使われている星占いとなりました。
イエスと私たちの乙女座の星占い
乙女座の星占いは、イエスが次のように述べたときに印づけられました。
24 よく言っておきます。畑にまかれる一粒の麦のように、わたしも地に落ちて死ななければなりません。そうしなければ、いつまでたっても一人のまま、一粒の種のままです。しかし、死ねば多くの新しい実が生じ、新しいいのちが豊かに実を結ぶことになります。 25 この地上のいのちを愛するなら、結局はそれを失うだけです。しかし、地上のいのちに執着しなければ、代わりに永遠の栄光を受けるのです。
ヨハネの福音書 12:24-25
イエスは自身を、私たちにとって大きな勝利をもたらすその種、スピカ、つまり「多くの種」であると宣言しました。この処女の「種」は、特定の「時」＝「ホロ」にやって来たのです。彼はどの時間にも来たのではなく、「その」時間に来ました。彼がこれを言ったのは、私たちがその時間を印づけ（スコパス）、物語を追うことができるようにするため、つまり彼が設定した星占いを読むためです。
したがって、十二星座はすべての人々のためのものなのです。生年月日に基づく星座は1つだけではありません。12の星座は、私たちがそれに従うことを選択した場合、星座の創造主との永続的な関係を通じて、私たちの人生を永遠の命へと導くための完全な物語を形成しています。
古代星座の乙女座の毎日の星占いの読み方
聖書は縁起の良い時間と期間を定めており、私たちにそれに注意し、それに従って生活するように勧めています。ホロスコープ = ホロ (時間) + スコパス (観察する印) なので、星座をより詳しく説明するために、文字による記録を使用して星座で行うことができます。イエス自身が私たちのために乙女座+スピカの「時」を印づけました。今日の星占いは次のように応用できます。
毎日、どうでもいいことを追いかけるのに忙しすぎて、イエスが宣言したその「時」を逃さないように注意してみましょう。そのせいで、多くの人が「たくさんの種」になることを逃すことになるでしょう。人生は謎に満ちていますが、永遠の命と真の富への鍵は、自分自身で「たくさんの種」の謎を解き明かすことです。創造主が私たちが理解できるように導いてくれるように、毎日お願いしてください。神はそのしるしを乙女座の星座と聖書に記したので、私たちが熱心にお願いし、探し求めるなら、神は私たちに洞察力を与えてくれるでしょう。これに適した乙女座の特性は、好奇心と答えを探し求める熱意で、ある意味で、この姿勢に適しています。もしその特性があるならば、乙女座についてさらに洞察を深めるために行動に移してみましょう。
乙女座と星座の完全な物語をさらに深く知る
以下の星座をたどることで、もともと語られていた物語の全容を理解することができます。その道しるべとして使用してみてください。
- 第2章 – 天秤座:天秤
- 第3章 – 蠍座: 宇宙の紛争
- 第4章 – 射手座：射手の最後の勝利
- 第5章 – 山羊座: ヤギと魚の説明
- 第6章 – 水瓶座：生ける水の川
- 第7章 – 魚座: 束縛を受け続ける群衆
- 第8章 – 牡羊座: 生きている子羊
- 第9章 –牡牛座：裁判官の到来
- 第10章 – 双子座：王家の息子と宇宙の花嫁
- 第11章 – 蟹座: 死の灰からの復活
- 第12章 – 獅子座:轟くライオンの支配